管理栄養士による健康レシピ

今月はオクラを使ったレシピです。
オクラの特徴はネバネバとした食感ですが、その成分は、水溶性食物繊維のペクチンです。ペクチンはコレステロールを低下させたり、血糖値の上昇を抑えたり、便秘解消などの効果があります。暑くなってくるとつい冷たいものを食べ過ぎたり飲み過ぎたりして胃の働きが低下気味になるので、胃をサポートしてくれるオクラはこの時期、特にオススメです。
豆腐と組み合わせると、このオクラの「ネバネバ」に、揚げたての「カリッ」とした食感と、豆腐の「モチッ」「フワッ」とした食感がプラスされます！
豆腐というと、味噌汁に入れたり冷奴で食べたりと、食べ方がワンパターン化しがちで、塩分も高くなりやすい料理が多いですが、揚げることで食感もボリュームも変わり、いつもと違った感覚で食べられます。さらに今回の味付けは柚子胡椒だけなので、塩分はもちろん、リンも抑えられます。大葉の風味も塩分制限に役立ち、ピリッと香る柚子胡椒との相性も抜群です。
この団子は蛋白源である豆腐を使用していて、小鉢としては蛋白質がやや高めになるので、分類は【透析食】としていますが、塩分控えめで高カロリーな1品なので、量を増やして主菜として食べれば、蛋白制限が厳しい腎臓食の人にも最適です。

～オクラの豆腐団子～

1. 豆腐は水切りをし、しっかり水気をきる。
2. オクラはさっと茹で、輪切りにする。
3. 大葉はみじん切りにする。
4. 1の豆腐をスプーンなどで潰し（少し形が残るくらい）、そこに柚子胡椒と大葉のみじん切りを加え、混ぜ合わせる。
5. 4に、さらにオクラと薄力粉も加え、軽く混ぜ合わせたら、3等分にして丸くまとめる。
6. 5に片栗粉をまぶし、180℃の油で揚げる。