松山医院大分腎臓内科では、最新の透析装置や水処理システムを導入しています。
臨床工学技士の重要な業務である医療機器の保守管理を計画的に実施し、常に安全な透析治療が施行できるように努力しています。
・血液透析(HD) ・血液濾過(HF) ・血液透析濾過(HDF)
・アセテートフリーバイオフィルトレーション(AFBF)
・腹膜透析(PD) ・腹膜透析/血液透析併用療法(PD+HD併用療法)
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
<1クール目>午前8時20分より | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
<2クール目>午後1時45分より | ● | - | ● | - | ● | - |
<3クール目>午後5時以降 | ● | - | ● | - | ● | - |
※3クール目(夜間透析)の終了時間は午後9時50分までとなります。
50床(個室4床を含む)
看護師と臨床工学技士が共同して担当する患者さんを受け持ち、きめ細やかな対応を基本としています。
患者監視装置45台+個人用透析装置5台
透析通信システム(Future Net)の導入
個室も対応しています
透析前の待ち時間や透析後の休憩コーナーとして利用して頂きます。
また、透析後にゆっくりとお食事をして頂くためのテーブルを設置しています。
給湯コーナーでは、お茶、コーヒーサーバー、製氷器を用意しています。
休憩室
給湯コーナー
当院では大分大学医学部 第二内科腎臓グループ他、関連医療機関と連携しながら、精密検査、透析導入、通院透析、維持管理まで一貫した透析治療を行っています。
「医療連携に対する取り組み」はこちら透析治療は一日4~5時間の透析を週3~4回行っていかなければなりませんので、治療空間は居住空間と捉えて、私どもは高齢者にも優しい治療環境を目指しています。
松山医院大分腎臓内の「治療環境から見た高齢者透析治療」についてはこちらをご覧ください(PDF)人工腎臓装置とコンピューターシステムを連携させ、透析療法の安全性向上と、スタッフが患者さんと接する時間をより多くするために開発された透析通信システムを導入しています。
オンラインHDF対応多用途透析用監視装置
オンラインHDF対応個人用多用途透析用監視装置
患者さんの病態に応じた血液浄化法を施行しています。
透析中くつろいでいただけるように、各ベッドにはアーム式液晶テレビが設置されており、DVDデッキも用意していますので、自由に観賞していただけます。
チェアーベッドは電動式リクライニング機能により自由に姿勢を変えられますので、リラックスした透析治療を受けることが出来 ます(6床設置)。
透析をされている外来通院患者さんへの食事の提供を実施しております。(有料)
お出ししている食事をご家庭での調理の参考にされている患者様も多いため、ご希望の方には献立の配布も行っております。
患者さん自身が感染の被害者にならない、患者さん自身が感染の加害者にならないということを心がけ、透析室における感染を可能な限り防止できる環境を目指しています。
パーテーションに仕切られた空間
6床パーテーションで区切った設計にすることにより、パーテーションごとに設定できる分離空調を実現しています。また、殺菌効果を有する弱酸性次亜塩素酸水(スーパー次亜水)の小型噴霧器を設置し、空間殺菌をおこなっています。さらに、感染および感染疑いの患者さんは個室透析を行うことにしています。個室はオープンフロアの空調とは別系統で、独立吸気―排気システムとし、高性能ヘパフィルターでクリーン度を高めて陰圧環境になっています(4室設置)。
新衛生管理方式「スーパー次亜水システム」
古くから殺菌剤として使用されている次亜塩素酸ナトリウムは、肌pHに近い弱酸性に調整することで、次亜塩素酸ナトリウムの約80倍の殺菌速度に上がることが知られています。スーパー次亜水はこの理論を利用し、低濃度で高い除菌力を持ちながら、肌に優しい衛生管理用水です。当院ではセントラル配管システムにより、病棟、外来、透析室、厨房、準備室などに設置し、手洗い、器具洗浄、空間殺菌消臭、床清掃など多用途に使用しています。
当院では、インフルエンザ対策ガイドラインに準じて対応しており、分離空調システムや新衛生管理方式の導入、個室透析など、インフルエンザ対策にも努めています。
詳しくは『雑誌インフルエンザ』の記事に取り上げられていますので、ご覧ください。
清浄化透析液の品質管理システム
透析治療に使用される透析液は、血液を浄化するための重要な医薬品ですが、最終調製が施設の設備で行われるため、施設での供給システムの清浄化管理が重要となります。
当院では、医薬品製造ラインの品質管理に基づいたバリデーションを参考にした管理システムを導入し、清浄化透析液の品質管理体制を確立しています。
医師 : 院長、名誉院長、常勤医師1名、非常勤医師2名
看護師 : 8名
臨床工学技士 : 7名(透析技術認定士取得者3名)
看護助手 : 3名
管理栄養士 : 1名
院内全体勉強会は毎月1回、透析室に限らず全スタッフを対象に実施しています。
研修会、研究会は随時参加。全国規模の学会には、毎年演題を持って参加することを原則としています。
当院では、スタッフ全員が常に最新の知識・情報をもてるよう、常に前進しています。
当院では旅行、出張や帰省で当地へ来られた透析患者さんの臨時透析を受け入れています。
ご希望される方はお電話またはメールにてへお問い合わせください。
なお、透析時には透析の種類,透析条件、基礎体重、使用薬剤の内容などが必要となりますので、かかりつけの医師の紹介状を予めお送りください。
透析治療の医療費は、透析治療を週3回行った場合、一ヶ月の医療費として約40万円(全額負担の場合)と高額な医療費になりますが、患者さんの経済的な負担が軽減されるように医療費の公的助成制度が確立しています。
「人工透析治療(血液透析/腹膜透析)」が必要となった患者さんは、必要な手続きをすることで次のような制度を利用することができます。
透析患者は「特定疾病療養受療証」を取得すると、医療費の自己負担上限額が所得に応じて、外来・入院とも1ヶ月1万円、または1ヶ月2万円になります。(但し、食事代・部屋代などは別途自己負担となります)
※高齢者の場合は、同様の内容の別制度が適用されます。
【手続き】
加入している医療保険の窓口(社会保険事務所、市区町村の国民健康保険係など)で「特定疾病療養受療証」取得の手続きが必要です。
※各々の窓口にて「人工透析治療(血液透析/腹膜透析)」を受ける旨を伝えていただきましたら、関係書類の交付について、担当者より詳細説明があります。
「身体障害者手帳」を取得して手続きをすることにより、医療費の助成制度を利用することができます。ただし、所得によって自己負担限度額が設けられています。
【手続き】
更生医療:住民票のある市区町村の福祉係での手続きが必要です。
育成医療:住民票のある居住地を管轄する保健所での手続きが必要です。
※自立支援医療(更生医療)の詳細については、大分県のホームページ(自主支援医療/更生医療)をご確認ください。
「身体障害者手帳」を取得している人(腎臓病の場合、1・3・4級取得者)が医療を受けたとき、医療保険や自立支援医療の自己負担分について地方自治体が独自に助成を行う制度があります。
(名称や利用方法、助成内容は地方自治体ごとに異なるため、市町村役場等で確認が必要です。)
※大分県の心身障害者扶養共済制度はこちら⇒心身障害者扶養共済制度のご案内 - 大分県ホームページ
※何かご不明な点がございましたら、当院受付スタッフにてご説明をさせていただきますので、お声掛けください。