慢性腎臓病は初期段階では症状がほとんどありません。疲労感、倦怠感、食欲不振、嘔気、浮腫などの自覚症状は、腎機能高度障害期(ステージ3b〜5期)にみられ、症状の現れたときには、末期腎不全への移行(腎代替療法が必要となること)を防ぐことができない場合もあります。したがって、慢性腎臓病は予防と早期発見が重要になります。
早期発見のためには、定期的な尿と血液検査が必要です。特に、尿検査が重要です。
GFR(腎機能)が正常でも尿蛋白を呈している場合、特に大量の蛋白尿では、低蛋白・低アルブミン血症をきたし、浮腫として自覚症状がみられることがあります。このような病態を「ネフローゼ症候群」と呼びます。この場合は、GFR(腎機能)が正常であったとしても、腎臓専門医による診断と治療が必要です。
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