当院での血液浄化法 人工透析内科
当院では各種の血液浄化療法を施行しております。

担当医の紹介

理事長・院長 松山和弘 まつやまかずひろ
理事長・院長 松山和弘 まつやまかずひろ

【資格・所属学会】
医学博士(大分大学)
日本腎臓学会認定腎臓専門医・認定指導医
日本透析医学会認定透析専門医
日本内科学会認定内科医
認定特定非営利活動法人 腎臓病早期発見推進機構 KEEP施設医
日本腹膜透析医学会所属
日本アフェレーシス学会所属
日本HDF研究会所属
日本人工臓器学会所属
日本感染症学会所属
日本プライマリ・ケア連合学会所属
日本補完代替医療学会所属
日本温泉気候物理医学会所属

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当院での血液浄化法

血液透析:HD (Hemodialysis)

血液透析:HD (Hemodialysis)

透析膜を介して血液側から透析液側へ溶質の拡散と限外濾過によって、患者体内に蓄積した毒性物質の除去と、透析液から血中への溶質の拡散で体内に不足した物質の補充を行います。小分子量物質の除去に優れています。

透析用監視装置 DCS-27

「透析用監視装置 DCS-27」

血液透析濾過:オンラインHDF(on-line Hemodiafiltration)

血液透析濾過:オンラインHDF(on-line Hemodiafiltration)

慢性腎臓病末期の腎代替療法として血液透析(HD)療法が導入され、約半世紀が経過しました。HD療法の進歩とともに透析患者さんの生命予後は改善しましたが、長期維持透析に伴う「透析アミロドーシス」による関節障害などの合併症が、QOLを著しく低下させていることが問題となってきました。合併症の発生には大分子尿毒素の蓄積が関与しています。
HD療法では分子拡散を尿毒素の除去原理とするため、その除去特性は、小分子に偏重しています。一方、血液濾過(HF)療法では、HDよりも生理的ですが、濾過量不足によって小分子が除去不足となります。このようなHDとHFの欠点を補う治療として、日本でも1990年以降に透析治療に濾過治療を合わせた血液透析濾過(HDF)療法が試みられるようになりました。1995年にHDF用のバッグ型製剤である重曹型濾過型人工腎補充液(以下置換液)が製造承認されました。しかし、置換液量に制約が設けられたことから臨床効果としては、期待される結果が得られませんでした。一方、「オンラインHDF」は、無菌的に調製された透析液を置換液として使用し、かつ大量の液置換が使用可能になることから、優れた臨床効果が得られる新しい方法であり、従来の血液浄化療法の欠点や問題点を解決することができる治療方式となります。試みとして捉えられてきた治療法でしたが、近年その有効性が明らかとなってきたことから、日本でも2010年から保険診療で認められるようになった新世代の進化型の血液浄化療法です。

オンラインHDF対応多用途透析用監視装置DCS-100NX

「オンラインHDF対応多用途透析用監視装置DCS-100NX」

オンラインHDF対応個人用多用途透析装置DBG-03

「オンラインHDF対応個人用多用途透析装置DBG-03」

アセテートフリーバイオフィルトレーション:AFBF(Acetate-Free BioFiltration)

アセテートフリーバイオフィルトレーション(AFBF)は従来の重炭酸透析とは異なり、酢酸を全く含まない透析液とアルカリ化剤として、最も生理的な炭酸水素ナトリウムを補充液に用いて後希釈方式の血液透析濾過(HDF)を行う、HDFの変法とされる血液浄化療法です。

アセテートフリーバイオフィルトレーション:AFBF(Acetate-Free BioFiltration)

【特徴】 ・透析中の不均衡症候群・血圧低下等のために治療の維持または管理の困難な場合に有効です。
・透析患者さんの代謝性アシドーシス是正効果が優れています。標準的な透析療法ではアシドーシスの是正が不十分な場合に有効です。

酢酸※を負荷しない治療が可能であり、治療中の血行動態への影響が少なく、不均衡症候群などの臨床症状が現れにくくなります。透析中の血圧低下など臨床症状発現頻度の低減が期待できます。

[※酢酸のadverse effect:心血管系(心機能抑制、末梢 血管拡張作用)・補体活性化増強・好中球活性化・サイトカイン産生刺激など。]

腹膜透析:PD(Peritoneal Dialysis)

CAPD療法 CAPD患者さんの一日(例)

【CAPD療法】
Continuous (連続的に)
Ambulatory (携行可能な)
Peritoneal (腹膜を使った)
Dialysis (透析)
の略称で、1984年に健康保険で認められた在宅療法です。腹腔内にカテーテルを留置し、体内の腹膜を利用して24時間連続した透析を行うため、生体腎に近い治療法です。

  • [1] 腹部にカテーテルを挿入するための手術 (約1時間)をします。
  • [2] おなかに透析液を入れて老廃物を除去します。
  • [3] 通常4回/日のバック交換を毎日行います。通院は2週間に1回です。
  • [4] 自分でバック交換を行います。1回の交換時間は、約30分程度です。
  • [5] 定期検査で腹膜機能の低下が確認されたら血液透析に変更する必要があります。

PD+HD併用療法

腹膜透析療法と血液透析療法の併用治療法です。

【PD+HD導入併用の1週間の流れ(例)】

診療時間 ・・・
CAPD 腹膜休息 腹膜休息 ・・・
HD                  

「PD+HD併用療法」は、基本的に週5日間のCAPDと週1回のHDを行なう血液浄化法です。
血液透析日と血液透析翌日は、CAPDを行なわないため2日間の腹膜休息が可能となります。

当院では、PD療法と併用療法(PD+HD)の透析効率を解析するシュミレーションソフトを用いて患者さんの透析量を評価しています。

詳細につきましては、腎臓内科外来で確認ください。

「腎臓内科の診療内容について」はこちらをご覧ください

血液透析と腹膜透析の比較

診療時間 血液透析(HD) 腹膜透析(PD) 導入併用(PD/HD)
透析場所 医院 自宅・職場など 自宅・職場(PD)/医院(HD)
透析操作 医師・技士・看護師 基本的には患者自身 PD/HD両者
治療拘束時間 4~5時間 1日4回の透析液バック毎日交換(約30分/回) 週1日の4~5時間HD週5日のPD(1日4回交換)
通院回数 週3回 月2回 週1回
手術 小規模な手術
(前腕内シャント作成術)
中規模な手術
(腹腔内カテーテル挿入術)
前腕内シャント作成術+腹腔内カテーテル挿入術
外見 前腕シャント血管拡張 腹部からカテーテルが出ている PD/HD両者の外観
社会復帰 可能 有利 有利
仕事の継続 可能 有利 有利
食事制限 重要 残存腎機能あれば緩和 残存腎機能あれば緩和
運動制限 シャントに負荷のかかる運動 腹圧のかかる運動 PD/HD両者の制限
自己管理 軽い 非常に重要 非常に重要
残存腎機能 PDより効果は少ない 効果あり 効果あり
心血管系への負担 大きい 小さい PD主体であり小さい
透析効率の評価 透析前後の血液検査 24時間のPD排液検査
蓄尿検査/血液検査
PD/HD両者の検査
感染・合併症 シャント トラブル
(閉塞・狭窄・出血・穿刺痛)
カテ出口部感染
腹膜炎
被嚢性腹膜硬化症
PD/HD両者の合併症
その他
治療耐用年数
シャント トラブルが無い限り治療可能。シャント閉塞時は、一時的ブラッドアクセスとしてカテーテル挿入下のHDを行ないます。(要入院) 腹膜の透析膜としての寿命がある。(過去に酸性液を使用された患者は、約7年程度の治療となり、以後はHDに変更する必要もあります。) 導入期より中性液でかつ週2日間の腹膜休息がある場合の腹膜耐用年数については、未知。(PD単独療法よりも腹膜機能は、維持されると考えられています。また、PDトラブル時には、速やかにHDヘの変更が可能となります。)
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